日勤のみの病棟勤務 将来的に不利になることはある?

日勤のみの病棟勤務を希望される場合、夜勤可能な看護師と比べると求人の数は減ります。
(※介護施設などの求人は、ほとんど日勤常勤の募集)

 

お子さんがいる看護師も以前は夜間保育所に預けて働くのが当たり前の風潮がありましたが、近年は出産年齢も上がっており一度休職して夜間勤務から離れてしまうと年齢的なことからもすぐの復帰は少し考えてしまいますよね。
しかし現在では夜勤専属・日勤専属といった時間限定の募集もあるので以前よりは働きやすくなっています。
とくに日勤のみでは正社員で募集しているところも多いです。

 

しかし日勤常勤で日祝休みとなると部署によっては風当たりが強く感じる事もあるでしょう。さらに日祝日を休みとしてしまうと代休が発生しないので、子供の行事や遽休みを取らなければならない場合有休を使うことになります。
小さなお子さんがいる場合、急な発熱で預け先がない場合休まざるを得ないという事が多いので有休を使い続け年度末休めず大変な思いをされているという話をよく耳にします。また少しでもいざという時のために有休を残しておく為に自分が体調不良の時は一切休みをとらないといった話も聞きます。こういった事も月に1回でも日曜出勤ができる体制がとれれば少しは改善されます。

 

では給与面ではどうでしょうか。

★看護師の給与は基本給+α

 ◎基本給・・・病院で統一されたもので、プラスアルファで資格手当がつく場合と既に基本給に組み込まれている場合があります。
 ◎プラスα・・・「資格手当(基本給に入っている場合はつきません)」「危険手当」「皆勤手当」「住宅手当」「家族手当」「食事手当」「調整手当」「夜勤手当」など病院により様々な手当てが加算されます。
日勤のみの勤務ではプラスαの夜勤手当のみが入らないことになりますが、この手当てが一番大きい額面となるため夜勤も行っている看護師と比較すると夜勤回数によりますが少なくても5万以上の差は出てくるでしょう。

★退職金について

  退職金は基本給×○か月分(勤続年数が多くなれば+α)としているところが多い為夜勤をしていても日勤のみでも額面に大きな違いはないでしょう。
  しかし、退職後にハローワークへいかれると思いますが、そこですぐに次の職場が決まっていれば問題ないですが、数ヶ月職につかない場合「失業手当」を受け取ることになります。
  この額面ですが、退職前6ヶ月の手取り給与(賞与は含まない)から計算されるので、夜勤をしている看護師の方が若干多く貰えることになります。
 大体給与の50〜80%(60歳未満)の給付金を受け取れますが、上限があるので、低い賃金の人程その率は高くなります。
 その上限は、

  • 30歳未満 6405円/日額
  • 30〜44 7115円/日額
  • 45〜59 7830円/日額
  • 60〜64 6723円/日額

例)手取り月収35万の場合→35万×6÷180=11666/日額 ですが上限を超えているので金額は上記になります。
手取り月収22万の場合→22万×6÷180=7333円/日額 年令により上限を超えます。

 

こうしてみると夜勤をしていても日勤のみでも看護師自体の給与は高めに設定されているので日勤常勤で手取り月収21〜22万円に満たないと差はありますが、その差も僅かです。

 

そして夜勤看護師と日勤のみの看護師の違いは休み・給与面だけではなく一番大切な看護スキル・経験の差となりあらわれます。
通常の業務・処置は日勤のみでも十分経験ができますが、夜間の人数が少なくまた急変の多い時間帯の勤務をこなす看護師は一つ一つの作業の緊張感・素早さ・工夫が自然に身につきチームワークの大切さをより実感できます。
また夜勤帯でしか見聞きすることの出来ない患者の様子があります。じっくりと心の内を聞けるのも夜勤帯の醍醐味と言えるでしょう。
日勤勤務者には夜勤帯のことは分かりませんが、逆に毎日日勤で在中しているからこそ見えてくるものもあると思います。患者の家族と会えたりその関係を把握できたり、大きな検査に関わることが出来たり、医師からの病状説明などに立ち会えたり、そのときの様子を見ることができるのも日勤帯ならではですね。

 

24時間病棟にいるわけではないので日勤・夜勤者協力して患者をケアできるよう常に円滑なコミュニケーションを心がけましょう。